いつの頃からか、昔はそうじゃなかったのに
最近になって増え出したことを表現する
『イマドキ』という言葉を耳にすることが多くなりました。
私はこの『イマドキ』という言葉があまり好きじゃありません。
正確にいえば『イマドキ』という言葉より、
若者をその言葉でひとくくりにされるのが嫌なんです。
『イマドキの若者は…』と言われると、良いイメージはありません。
どちらかというと、「礼儀がなってない」「常識が無い」「言葉遣いが悪い」など、
マイナスイメージが強くあります。
そういえば、最近FXスキャルピングを始めたんですが
たまたま主婦サークルでそんな話になった時、年配の奥様に言われました。
『イマドキだね』って。
いい意味なの?
確かに、中にはマイナスに当てはまる若者もいるでしょう。
大人に注意されたり指摘されたりしても
仕方ない若者もいるのだと思います。
でも、決してそんな若者だけじゃない。
礼儀正しい若者などを目にした大人は言います。
「イマドキの若者にしては…」「イマドキの若者とは思えない…」
どうしてそこにも『イマドキ』がついてしまうのでしょう。
私が足を痛めたとき、こんな出来事がありました。
病院の玄関で脱いだスリッパを、
「使用済スリッパ入れ」の箱の中に入れようとしたとき。
私は痛む足をかばいながら、何とかしゃがみこんで
自分が脱いだスリッパをとろうとしていました。
するとどこからか手が伸びてきて、
「いいですよ、入れますよ」と言ったかと思うと、
さっとスリッパを取って、パッと箱の中へ。
顔を上げると、そこにいたのは中学生くらいの年代の男の子。
何度お礼を言っても足りませんでした。
そのくらい、本当に嬉しかったんです。
まるでそうするのが当たり前のように、
ごくごく自然に助けてくれたことが。
男の子にとっては、当たり前のことをしたまで…なのかもしれません。
スリッパを片付けると、すぐにその場を立ち去っていきました。
私はしばらく心に広がる温みを、そこでじんわりと感じていました。
